comoli【コモリ】の春夏シーズンでは定番で展開される人気素材のベタシャン。
コモリのベタシャンシャツって実際どんな感じなんだろう?
そんなあなたに向けてコモリのベタシャン半袖オープンカラーシャツを購入したので、詳しくレビューしていきます!
夏に大活躍のシャツで、一度購入すると他の色も欲しくなること間違いなしです!
- ベタシャン素材の特徴や魅力
- ベタシャン半袖オープンカラーシャツのレビュー
- ベタシャン素材のおすすめアイテム
ヨモギ(@22_fashionblog)のプロフィール
- ファッションブログ「F・F エイド」の管理人
- 24時間365日服について考えているファッション中毒者
- 好きなブランドはcomoli、などのリラックス、ワーク、ミリタリー系
comoli【コモリ】のベタシャンって?
「ベタシャン」とはベタっとしたシャンブレーの略です。
ベタっとした?シャンブレー?どゆこと?
そう思われる人も多いと思いますので、一つずつ解説していきましょう
そもそもシャンブレーって?
シャンブレー生地とは経糸に色つきの糸、緯糸に白糸を使って作られる平織の生地のことを言います。
平織とは糸を交互に織っていく織り方のことで、生地をよく見ると繊維が格子状になっています。
生地の中にポツポツと白い糸が見えるのが特徴です。
通気性が良く、軽いので夏用のシャツに多く使われます。
デニムも色糸と白糸を織って作られますが、こちらは「綾織」
シャンブレーと違い繊維が斜め方向に走っているのがわかると思います。
綾織の特徴として、密度や耐久性が高いこと、伸縮性があること、摩擦に強いことが挙げられます。
どれもデニムの特徴として当てはまりますね。
ベタシャンとは
ここまで説明したらなんとなくわかると思いますが、ベタシャンとは経糸にも緯糸にも色つきの糸を使って織ったシャンブレー生地のことです。
そのため普通のシャンブレーであれば見える白糸がなく、全体的にベタっとた色味になります。
だから「ベタシャン」なんですね。
これはベタシャンのブラックの生地写真ですが、この通り白糸は全く見えません。
ホントに同じシャンブレー生地なのか?っていうくらいベタっとした色味ですよね。
あと、コモリのベタシャンの特徴として一般的なシャンブレー生地より、甘めに織られています。
写真でもちょっと毛羽立ってるのが見えるでしょうか??
一般的なシャンブレーはギュッと目が詰まった印象を受けますが、ベタシャンは繊維がゆるーい感じです。
これにより、ふわっと軽い着心地になり、通気性も増します。生地表面もふんわりとした質感。
ベタシャンは様々なカラーで展開されており、夏服ということもあって、一枚買うとつい他の色も欲しくなってしまいます。
特におすすめなのがベージュとネイビー。
ベージュは絶妙な色味でリラックスした雰囲気があります。ブラックのパンツとの相性が抜群なんです。
ネイビーはTHEコモリって感じがしてがおすすめ。サイズ3、4くらいでゆったり羽織りたいですね。
comoli【コモリ】ベタシャン半袖オープンカラーシャツ ディテール
僕が購入したのはブラックです。
新品時はこんな感じ。
2、3回ほど洗うとこんな感じになります。
形としてはシンプルなオープンカラーシャツですね。
装飾と言えば左胸にポケットがついているくらい。このポケットはほとんど飾りです。
それほど深いわけではないし、生地も薄いので入れた物の重さがダイレクトに伝わってきます。
背部も真ん中にタックが入っているだけで、とってもシンプル。
comoli【コモリ】ベタシャン半袖オープンカラーシャツ 魅力
ふわっと軽い着心地
ベタシャンシャツはとても軽く、重さを感じません。
ベタシャンは他のシャンブレー生地と比べて織りが甘めに作られています。
「織が甘い=生地の密度が低い」ということなので、生地自体が軽くなり、通気性も良くなります。
また生地表面もふわっと起毛します。
羽織ってみるとふんわりと軽くて、ストレスフリーな着心地です。
最初に羽織ったときは「え!軽ッ!」とびっくりしました。
体に沿うようなパターンで作られていることも、着心地を軽くしている要因の一つでしょう。
実際に重さも計ってみると、サイズ3で184gという軽さでした。
ユニクロUのクルーネックTシャツLサイズが276gだったので服自体がかなり軽いということがわかります。
ディテールの項目で書いたようにシャツの見た目は本当にシンプルです。
ですが、やはりコモリ。着るとわかる素晴らしさがあります。
「ただのシンプルなオープンカラーシャツじゃないか」と思う人はぜひ一度試着してみてください。
風が通り抜ける服
生地が甘めに織られているので通気性が良く、涼しく着られます。
それに加えて、風が吹くと服の中をスーッと風が通り抜けていくような感覚があります。
まるで風を纏うような感触で、とても気持ちいいんです。
アームホールが太めに作られていたり、サイズ感がゆったりしていることで、風が通りやすいのでしょう。
生地感とパターンの相乗効果で、蒸し暑い日本の夏にピッタリなシャツになっています。
ついつい夏はこればっかり着てしまいます。
上の画像だと背景が少し透けていますが、実際着ると透けが気になることはないですね。
素肌に着るのがいい
生地の表面がふわっと起毛しているので素肌に着るとすごく気持ちがいいです。
夏ってやっぱり汗をかくし、服へのダメージを考えると絶対にインナーを着たほうがいいのはわかってるんです。
わかってるけど…素肌に着るのがベタシャンシャツの着心地を一番体感できるんですよ。
ふわっとしてて肌離れの良い生地感、風がシャツの中を通り抜ける感覚、僕がベタシャン生地で一番好きなポイントです。
加えて、素肌に着ることで、胸のVゾーンができコーデに色っぽさやリラックス感を与えてくれます。
涼しさ+コーデのアクセント。
ぜひ一度素肌に着てみてください。
洗うことで増していく風合い
経年変化の特徴は2つ。パッカリングと生地感です。
写真は購入後2回洗濯したものですが、2回しか洗濯してないにも関わらず、結構変化が見て取れます。
パッカリングは襟部分が良く目立ちますね。そのほかは裾や肩の縫い目によく表れています。
このパッカリングがかっこいいんですよね~。
特徴のないオープンカラーシャツが洗濯によって一気に雰囲気のあるシャツに変わります。
数回は新品時の風合いを楽しんで、そのあと洗濯して変化を楽しむ、みたいな着方がおすすめですね。
生地表面も新品のときと比べてやや毛羽立っています。
僕が購入したのはブラックなので遠くから見るとわかりませんが、よくよく見るとふんわり起毛しているのがわかります。
そのおかげで着心地がよりフワッと、クタッとして、リラックスした雰囲気で着用できます。
ベタシャンシャツはこのクタッと感が特徴のシャツなので、アイロンをかけて着るというよりは、洗いざらしのままで着るのがおすすめです。
パッカリングと生地感、どちらも今後の経年変化が楽しみです。
comoli【コモリ】ベタシャン半袖オープンカラーシャツ サイズ感や着用画像
身長173㎝、体重57㎏でサイズ3を着用しています。
着用感としてはややゆったりめです。
ベタシャンはクタッと感を活かすために大きめで着るのがおすすめ。
僕は普段であればコモリのトップスはサイズ2が多いですが、大きめに着たかったのでサイズ3を買いました。
ですが着てみてサイズ4でも良かったなーと思いました。
もう少し見た目でわかるくらいゆるっと着たかったですね笑
大きめに着たい!という人は思いきって4を買うのがおすすめ。
ちなみに上の着画で履いているサンダルはこちら。上品だけど楽に履ける夏におすすめなレザーサンダルです。
comoli【コモリ】その他おすすめベタシャンアイテム
ここからはベタシャン素材の他のアイテムを紹介していきたいと思います!
ベタシャンスキッパーシャツ
オープンカラーシャツに並ぶ半袖のベタシャンアイテムと言えばこれです。
一番の特徴はやっぱり襟部分ですね。
襟がセーラーカラー(海兵の制服っぽい襟)のようになっており、胸元に深く切れ込みが入っています。
それに加えて袖の長さと太さがリラックスした雰囲気を演出してくれます。
他の人の夏コーデとは差別化したい人にはぴったりのシャツです。
ただ、言い換えれば一癖ある服ともいえます。
ネット上の着こなしを見てても、「うーん、なんか微妙」というのも多々あります。
ですが、ハマれば本当にカッコいいシャツなんです。
微妙とカッコいいの違いを生むのは「サイズ感」かなと。
ピッタリサイズで着るのではなく、こんな感じでゆとりをもって大き目のサイズで着ているとかっこいいです。
布にもゆとりができ、スキッパ―シャツのリラックス感を活かした着こなしができます。
大きいサイズを選ぶと胸のV時も大きくなって、胸の露出が気になるという方はインナーを着ましょう。
胸元が大きく開いているとなんだかいやらしさを感じますが、それを中和してくれます。
インナーは胸元のV字の先がちょっと隠れるくらいがおすすめ。
それだけでだいぶ印象が変わります。
夏なので、多少なら胸元が開いていても違和感はないです。
ちなみにスキッパ―シリーズは異素材で半袖や長袖も展開されており、そちらもおすすめです。
ベタシャンコモリシャツ
コモリの看板アイテム、コモリシャツのベタシャンバージョンですね。
コモリシャツの良さはいくつかありますが、大きな特徴としてシルエットの良さがありますね。
本当にに絶妙なシルエット。
キレイめとリラックスのちょうど真ん中みたいな感じです。
アイテムとしてのバランスがめっちゃいいのに、シンプルだから主張しすぎない。
でも他のシャツとはなんか違う。
これがコモリシャツの人気の秘訣でしょう。
そんなシャツのベタシャンバージョンですね。
元のコモリシャツはシャツ生地なので、ベタシャンよりは少しカジュアルな印象になります。
でも形自体はシャツですし、シルエットが良いので、キレイめな印象にはなります。
夏って自分もそうですが、周りの人のコーデもカジュアルになりますよね?
Tシャツ、短パン、スニーカー、サンダルとか。このようなアイテムって涼しくて過ごしやすいんですけど、子供っぽいカジュアル服装になってしまうのが悩みどころなんです。
だから夏のオシャレは難しいとか、ファッションは冬のほうが楽しいって言われたりするんですね。
でもオシャレって周囲との比較ですから、周りがグッとカジュアルな格好をしているなら、自分はちょっとキレイめくらいで差別化できちゃいます。
ベタシャンコモリシャツなら夏でも涼しいですし、キレイめな印象も持たせられるでしょう。
夏のオシャレを目指すならかなりおすすめですね。
ベタシャンプルオーバーシャツ
コモリの定番プルオーバーシャツのベタシャンバージョンです。
ほぼ毎シーズン展開されているアイテムですね。
こちらは上からかぶるタイプのシャツです。前身頃全部開かず、ボタンがみぞおちほどで止まっています。
サイジングはかなりゆったりめ。
特徴はそのボタンと、前身頃と後ろ身頃の長さが違うこと。
ボタンは全部閉めないで、1、2個開けて着るといい感じに襟が立ってかっこいいんです。
夏だったら涼しく着れますし、絶妙な抜け感が生まれます。
インナーをチラ見せしたり、羽織りみたいに着るのもいいですね。
前身頃と後ろ身頃の長さが違うことで、シルエットに変化も生まれます。
サッと羽織るだけで雰囲気が出るので楽ですね。
ベタシャン素材なので、夏でも着れる長袖シャツでもあります。
僕は暑がりなので、絶対腕まくりして着ますけどね笑
このシャツの腕まくりは結構おすすめです。
ただ肘までまくっちゃうんじゃなくて、手首ちょい手前くらいで止めるのが雰囲気が出て良いです。
それでも暑いですが、もう多少の暑さは我慢です笑
コーデとしてはプルオーバーシャツの腕まくり+ショーツみたいなのがおすすめ。
プルオーバーシャツの大人っぽさとショーツの子供っぽさがいい感じにマッチしてくれます。
ベタシャンCPOシャツ
個人的にはかなり好きな型です。
両胸のポケットがあることで、ちょっとやぼったい雰囲気が出ます。
でも、ベタシャンの素材感でリラックス感も出ていて、ゆるっと着たいシャツですね。
コモリは結構いろんな素材でCPOシャツを展開しています。
デザイナーの小森さんは古着やミリタリーをデザインソースにすることが多いですが、CPOシャツもミリタリー由来のシャツです。
CPOとは「Chief Petty Officer」、アメリカ海軍下士官のことです。
もともとはアメリカ海軍のシャツだったんですね。
CPOシャツはカジュアル全振りって感じのアイテムなので、色味にもよりますが、キレイめなスラックスと合わせるとバランスが取れると思います。
もしくはコモリのドローストリングパンツなんかと合わせるとリラックスな雰囲気に寄せることができます。
ベタシャンパンツ
ベタシャン素材はシャツだけでなく、パンツでも展開されています。
テーパードパンツやドローストリングパンツなど型も数種類あります。
夏でもそこまで分厚い生地じゃなければ長ズボンは履けますが、やっぱり暑いのも事実。
でもショーツばっかり履くのも飽きるしなーって人にはかなりおすすめです。
まず素材がベタシャンなので涼しいですし、アイテムによってはくるぶしくらいのアンクル丈のももあります。
真夏でも風通し良く、サラッと履けるアイテムですね。
ショーツよりも大人っぽさや落ち着いた雰囲気があるのもうれしいポイントです。
ベタシャンパンツは素材やアンクル丈のデザインなど、デザイナー小森さんの「今の日本の気候に合った服作り」という哲学がとても分かりやすく表れているアイテムです。
コモリの隠れた名品の一つだと思うなぁ
comoli【コモリ】ベタシャン半袖オープンカラーシャツ まとめ
いかがでしたでしょう。
夏にピッタリのベタシャンオープンカラーシャツとその他ベタシャンアイテムの紹介でした。
comoliアイテムの中でも比較的買いやすいお値段なので、comoliが気になるけど何から買おうっていう人にもおすすめのアイテムです!
一度買ったら沼にハマること間違いなしですが!笑
他にもコモリに関する記事を書いていますので、こちらもぜひお読みください。
comoliにも合うグレンロイヤルのレザーベルトのレビューはこちら。