カジュアル革靴の雄「Paraboot」。その中でも不動の人気を誇るモデルがシャンボードです。
値上げによってもはやカジュアルという値段ではなくなっていますが、それでもその特徴的なフォルムから欲しいと思っている人は多いでしょう。
そんな人に向け、この記事ではシャンボードのディテールやサイズ感、経年変化について詳しくレビューしていきます。

【Paraboot】シャンボード 基本情報

価格 | 96,800円(税込) |
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素材 | アッパー 牛革/底材 ゴム |
色展開 | CERF KAKI、NOIR、BBR / NOIR、CAFE、MARRON、NUIT |
サイズ展開 | uk5〜12(0.5きざみ) |
【Paraboot】シャンボードの特徴
ワックスを含んだリスレザー

シャンボードに使われているのはリスレザーというロウを含ませた革です。これによって撥水性を確保し、雨や雪の日でも問題なく履くことができます。
水の侵入を防ぐノルヴェージャン製法

リスレザーと合わせてシャンボードの防水性を高めているのがノルヴェージャン製法と呼ばれるアッパーとソールの縫い付け方法。登山靴由来の製法であり水や雪に強く、使用するパーツや工程が多いため、作るには職人技が要求されます。
自社生産のラバーソール


パラブーツは自社でソールまで生産する唯一の革靴ブランド。3種類のソールの中でもシャンボードに使われているのは「パラテックスソール」というソールとヒールがわかれているタイプです。上の写真を見るとヒール部分にうっすら選があるのが見えると思います。
【Paraboot】シャンボードの経年変化

着用期間は5~6年ほど。着用頻度は高くないので、劇的な変化は表れていませんが、適度に履けば相当持つ靴だと思います。

甲部分の履きジワ。それなりに左右均等に入ってくれています。しっかり左右均等にしたい人はペンなどを押し当てて、クセ付けるという方法もあります。

シャンボードの宿命「モカ割れ」。これは避けられないのであきらめるしかない。履いているとそんなに気になりません。


つま先やかかとはぶつかりやすい部分なので傷が付いてくる。傷が目立つ場合は同色のクリームなどで目立たなくすることができます。
【Paraboot】シャンボードの魅力
形が可愛い

シャンボードといえば、やっぱり丸みのあるトゥとモカ。これがホント何度見てもいいんですよね。今まで幾度となく服や靴を売ったり買ったりしていますが、シャンボードだけはずっと残っています。カジュアルで履く革靴として、便利すぎるんですよね。
men’sFUDGEやCLUELhommeなどのトラッドカジュアル系の雑誌に登場しない号はないんじゃないかってくらい、カジュアルに履くにはもってこいの革靴です。
比較的履き心地が良い

革靴ってスニーカーと比べるとどうしても履き心地は悪くなりますが、その中でもシャンボードは比較的履き心地が良いです。わざわざインソールとか入れなくてもデフォルトのままで履いていけます。
値段帯が違うので比べるべくもないかもしれんが、自分はドクターマーチンは追加のインソールなしでは履けません。数時間歩いただけで足の裏が攣るような感じで痛くなりました。
雨に強い
革靴においてこれはかなりのアドバンテージです。基本、革って雨に濡らすのは良くないのですが、パラブーツは独自の油分を含んだリスレザーを使用しているので、雨の日でも問題なく履くことができます。革靴好きの人を見てるとけっこう雨の日用にパラブーツを持っている人も多いです。雨の日でもシャンボードを履くことで少し気分を上げることができます。
【Paraboot】シャンボードの微妙な点
定価が高過ぎる
シャンボードの一番のネックは価格ですね。どんどん値上がりしてて、2025年時点で定価96,800円(税込)です。いや、高え〜。記憶の上では7万くらいなんですが…。
革靴は今が最安値っていうのがよく分かりますね。
ただ後ほど安く買う方法を紹介しますのでご安心ください。
モカ割れが心配

これは購入前はどうしても気になる部分ではありますね。甲の折れ曲がる部分のモカがどうしても割れてきてしまいます。
これに関してはホントどうしようもない。諦めましょう。僕も割れてます。
購入前は気になりますが、購入後はそんな気にならないですよ。
履けるのはカジュアル限定

形が可愛いのでビジネスには使えません。ただのシャンボード履きたい人になってしまいます。スーツスタイルには合わせられてもカジュアルシーンでしょう。
高い靴なので履きたくなる気持ちはありますが、TPOに合わせた服装は大事ですからね。
【Paraboot】シャンボードのサイズ選びとのサイズ感
サイズ選び
Parabootのサイズ展開はUK5.0~12.0のUK表記で、cmに換算すると以下のようになります。
UK5(23.5) | UK5.5(24cm) | UK6(24.5cm) |
UK6.5(25cm) | UK7(25.5cm) | UK7.5(26cm) |
UK8(26.5cm) | UK8.5(27cm) | UK9(27.5cm) |
UK9.5(28cm) | UK10(28.5cm) | UK10.5(29cm) |
UK11(29.5cm) | UK11.5(30cm) | UK12(30.5cm) |
しかし、この表を鵜吞みにして普段の自分のサイズを買ってはいけません。
Parabootは大きめに作られているため、買うときは普段のサイズから1サイズ落とすということを覚えておきましょう。
例えば、普段26.5~27cmのスニーカーを履いている自分のシャンボードはサイズ7(25cm)です。
サイズ感
大体の靴は26.5〜27cmで履いている自分のシャンボードサイズ7で、履き心地はジャスト。
縦は程よいゆとりがある感じで、つま先が当たることはなく、文句なし。
ただ、横幅に関しては少し狭さを感じます。靴下にもよりますが、長時間履いているorその日の足のコンディションによって小指が痛くなってきます。でも、ハーフサイズ上げたりすると今度はブカブカになると思うので、7がマイサイズですね。
一応、持ってる他の靴のサイズも書いておきます。足の大きさが同じくらいの人はシャンボードのサイズ選びの参考にしてください。
- 「New Balance」996 27cm
- 「Blundstone」サイドゴアブーツ UK8
- 「Dr.Martens」3ホール UK8
- 「BIRKENSTOCK」ボストン 41
- 「Clarks」ワラビー UK7
店での試着がおすすめ
革靴はサイズ感がシビアなので、できれば店で試着することをおすすめします。店員さんも相談に乗ってくれますし。
近くに店がないって人はAmazonで買うのもおすすめです。Amazonはファッション用品はサイズ交換自由なんです。
返送は面倒ですが、試着に近いことができるのはありがたいですね。
【Paraboot】シャンボード 安く買うには?
シャンボードを安く買うには並行輸入店で買うのがおすすめです。
分かりやすく言えば楽天やAmazonに出店しているお店です。そういうところでは安ければ5万円台から買うことができます。
デメリットは試着や店員のアドバイスが受けられないところですが、事前にお店などで試着しておけば安心でしょう。

【Paraboot】シャンボード まとめ
以上、シャンボードのレビューになります。
カジュアルシーンであれば使い勝手のいい靴ですし、雨の日にも履ける万能靴です。
革靴は値上がりが続いているので、常に今が買い時です。
他にもベーシックなアイテムを紹介しているので、こちらもぜひご覧ください。

