comoli【コモリ】22awウールモールスキンワークシャツを購入したのでレビューしていきたいと思います!
気になっていた人や購入を検討している人はぜひ参考にしてください!
値段は高いですが、comoliを象徴するような最高のシャツです!
- ウールモールスキンワークシャツの細かいディテール
- ウールモールスキンワークシャツの魅力・気になる点
- ウールモールスキンワークシャツとコモリシャツのシルエットの比較
ヨモギ(@22_fashionblog)のプロフィール
- ファッションブログ「F・F エイド」の管理人
- 24時間365日服について考えているファッション中毒者
- 好きなブランドはcomoli、などのリラックス、ワーク、ミリタリー系
【comoli】ウールモールスキンワークシャツ ディテール
基本情報
商品名 | ウールモールスキンワークシャツ |
価格 | 57,200円(税込) |
シーズン | 22aw |
色 | ネイビー |
素材 | ウール100% |
購入サイズ | 2(Mサイズ) |
ディテール
まずは全体像。
もう一発でめっちゃ良い素材使ってるなってわかりますよね!
本当に生地の表情が美しいです。
では各部位に注目してディテールを見ていきましょう。
襟は細長く鋭い感じ。
ワークシャツやウエスタンシャツにみられる襟ですね。キレイに立っていて存在感があります。
襟の内側。台襟と呼ばれる部分です。
当て布がされて、三角のステッチが入っています。これは洗濯を繰り返しても襟が型崩れしないための補強です。
ポケット部分。
フラップ付きポケットでワーク感のある見た目。フラップのとがっている感じはウエスタンシャツっぽい。
フラップをめくるとポケットの端には補強のためのステッチが見られます。
ポケットへの負担を考慮したディテールです。かなり細かいところまでワークシャツのディテールが再現されていますね!
こだわりがすごい。
60年代ごろまでのワークシャツに見られる、前身頃と後身頃の間につけられる補強布。この部分から裂けるのを防止するためのディテールです。
ただ取り付けるだけじゃなくて、ちゃんと細かいステッチングまで再現してるのがすごい。
袖の裏の部分も二重に布が当てられて補強されています。
袖も結構複雑にギャザーが入っています。着た時に立体感が出ますね。
次は縫製を見ていきましょう。
わきの下の縫製。巻き縫いで縫われており、表と裏で見え方が違います。
シャツを裏返してみました。
縫製がキレイすぎて、こっちが表と言われても疑わないくらいですね笑
ディテールの紹介は以上になります。
ワークシャツの再現や縫製などかなり細かい部分までこだわられていますね!
見ていてとても面白いシャツです。
【comoli】ウールモールスキンワークシャツ 魅力①ウールモールスキンという生地
そもそもモールスキンって何か?というと
フランスのワークジャケットなどに多く使われている生地です。モグラの皮に似た起毛感があることからモールスキンと名付けられました。光沢と柔らかさが特徴ですが、分厚く高密度に織られることでデニムよりも丈夫とも言われます。通常コットン100%で作られることが多いです。
まず最初に皆さんが「ん?」って思うのはウールモールスキンという生地ですよね。上で説明したように、モールスキンといえば普通コットン100%で作られるものです。それをウールで、しかもスーパー150’sという超高級ウールで作っています。
ただ、この生地のすごさについては、以下のショップブログを見ていただいた方がわかりやすいと思います。めちゃくちゃ専門的に生地と縫製について解説してくれています。
COMOLI “ウール”モールスキン – //subjunction (casanovaandco-subjunction.com)
この記事では、僕が実際に買ってみて、このシャツについて感じたこと、思うことを書いていこうと思います。
生地感
気になる生地感ですが、薄手で非常に柔らかく、トロンとした光沢と落ち感があります。
ひと目で良い素材を使っていることがわかる生地ですね。ただ、正直ぱっと見ではモールスキンとはわかりません。事前情報があるからモールスキンなんだー?って思うくらい。
でも、近くで見ると組織はけっこうモールスキンっぽい。モールスキン特有の粒だった表情が見て取れます。
触感
触ると表面はドライな質感なんですが、ウールのチクチク全くありません。素肌に着てもなめらかで、全く不快感がないです。
でも、指でつまむとウールの細かい起毛が潰れるようなジュワッとした触感があります。
ウールの良いところである高級感やあたたかみがありつつも、悪いところであるチクチクが全くないというとても面白い生地です。
是非一度触ってみてほしいです。
色
色は僕ずっとブラックだと思っていたんですが、公式表記を見ると、なんとネイビーでした。
ただ、正直どう見てもブラックです笑
店内、家の中、外で生地を観察してみましたが、どこで見ても僕にはブラックにしか見えませんでした笑
上で貼った記事によれば、ブラックとネイビーの2色の糸が使われてるようですね。
糸の段階で染められたものを織り上げているので、いわゆるモールスキン的な色落ちはしないそうなのですが、洗いをかけていくと徐々に色が落ちていったりするのかな?
ウールモールスキンという今まで見たことのない生地なので、今後の経年変化もとても楽しみです。
【comoli】ウールモールスキンワークシャツ 魅力②comoliらしいアイテム
上でも書きましたが、モールスキンって普通コットンで作られるものです。もともとがワークウェア用の生地で耐久性が求められるからです。
今回のアイテムの形はワークシャツ。これも耐久性が求められるアイテムです。ディテールにも服の強度を上げるためのデザインが散見されましたね。
そんなワークシャツををスーパー150’sのウールで作っちゃうっていうのが面白いですよね。
スーパー150’sのウールってめちゃくちゃ繊細な素材なんですよ。ウールの糸って細ければ細いほどツヤが出て高級感もあるんですが、反面耐久性は下がります。この繊細な素材を使って、男臭いワーク由来のアイテムを作るっていうのが実にcomoliらしいと思います。
素材で言えばスーパー150’sウールはスーツなどのドレススタイルに使われる超高級素材。
かたや、ワークシャツはコットンなどで作られる、デザイン的にも素材的にもカジュアル色が強いアイテム。
素材として、スタイルとして両極端に位置する高級ウールとワークシャツ。この2つを違和感なく融合しているのが本当に素晴らしい。お洒落はバランスと言われますが、comoliはアイテム単体として、ドレスとカジュアルのバランスをとても繊細に仕上げてくれます。
このウールモールスキンワークシャツはそんなcomoliのものづくりをとてもわかりやすく象徴するアイテムだと思いました。
【comoli】ウールモールスキンワークシャツ デメリット・気になる点
・コットンモールスキンのように雑には扱えない
モールスキンと言えばワークジャケット。
デニムより丈夫と言われる程です。昔の労働者もそうしていたでしょうし、僕は普通のモールスキンであればガンガン洗濯機で洗ってます。
でも、ウールモールスキンではそうはいきません。このアイテムはウールの中でも特に繊細なスーパー150’sが使われていますしね。洗濯機でもネットに入れたり、手洗いモードを使えば洗えないことはないでしょう。
でも、とても気に入っていますし、大事に着ていきたいので、そうなると手洗いが一番ですね。ケアに手間がかかるのはデメリットですが、素材の特性上仕方ないことだと思います。
むしろ手間がかかるほど愛着が湧くってもんですね笑
値段
値段はとにかく高い。
シャツ一枚で57,200円です。comoliで展開される中でもかなり高い部類です。
コモリシャツみたいに気軽に買えるものではないですね。いや、コモリシャツも一般的に充分高いんですけどね笑
でも、素材や工賃、もろもろの利益などを考えると、この値段はしょうがないのかなと思います。
かなりマニア向けの商品であることは確かですね。
このシャツにこの値段を出してもいい!と思えるcomoli好き、モールスキン好きの人は是非買ってみてください。そう思える人にとっては、とても満足するアイテムだと思います。
【comoli】ウールモールスキンワークシャツ コモリシャツとのシルエット比較
サイズはどちらも2。
22awのcomoliのシャツはコモリシャツ以外はアウターっぽく羽織るイメージで作っているそうです。
確かにコモリシャツと比較するとウールモールスキンはややアウターよりの印象がありますね。
肩部分の縫製や2つの胸ポケット。前立て部分(前面のボタンが付いているところ)もウールモールスキンは表前立てになっており、生地の色も相まってやや無骨な印象を与えます。
襟も結構大きく感じます。
ただ、これはあくまでコモリシャツと比較するとっていう話です。
ウールモールスキン単体でも普通にシャツやインナーとして着ても全く違和感はないです。
高級感があるので1枚で着ても様になりますね。
【comoli】ウールモールスキンワークシャツ まとめ
いかがでしたでしょうか。
値段はかなり高いですが、それだけの価値があるシャツではあると思います。
個人的にはかなり気に入ってます!
洗ったりして変化が表れてきたら追記したいと思いますので、気長にお待ちください!
他にもcomoliに関する記事を書いていますので、こちらもぜひご覧ください。