【古着コラム】ラガーシャツ

ラガーシャツ

ここ最近、夏以外のボトムスはジーンズばかり履いている。そうすると必然、ジーンズに合わせるトップスが欲しくなる。しかし、これがまた難しい。

ジーンズはその懐の深さゆえに合わせるトップスを選ばない。しかもジーンズは白米みたいなもので、合わせる食材(トップス)によってあらゆる系統に振ることができる。さすが世界中で履かれてるだけはある。名バイプレーヤーが過ぎるわ。

もちろん一口にジーンズと言っても、素材やシルエットによって印象は大きく変わる。なので、この記事では王道のLevi’s501か505あたりのワイドすぎない、細〜中太テーパードくらいのものを想像して頂きたい。

さて、そうしてジーンズに合わせるトップス選びに頭を悩ませるわけだが、まず真っ先考えつく候補で言えばシャツだろうか。シャツはどんなジーンズにでも合うし、ジーンズのラフさも補ってくれる。しかし、どのようなシャツかにもよるが、細めのジーンズに合わせるなら、ちょっと優等生っぽくなってしまうような気もする。一昔前のお洒落始めたての大学生みたいなイメージ。それは嫌やな。絶対ピカピカのマーチン合わせてるわ。

次に思いつくのはスウェット。まあ悪くはない。スウェットのタフな感じ大好きだし。でも、ちょっと普段着感が強すぎるし、スタンダードすぎて、わざわざ考えて出すような答えではない。

あとはシンプルなカットソーなどがあるが、もうちょい柄とか飾りっ気が欲しい。

インスタやpinterestを見ながらあれこれ考える。この時間は楽しいが、あまりに答えに辿り着かないと苦痛になってくる。優等生すぎず、タフで、それでいて飾りっ気もある服…。

ラガーシャツはどうだろうか。襟付きで少々のキチッと感はありながら、コットン素材でタフ。もともとラグビーで着られる服だから、どう考えてもタフだ。なおかつ柄や色も豊富で飾りっ気十分。完璧な答えが出ました。おそらくジーンズに合わせるトップスの最適解の一つです。

着用イメージはアメリカのユース。ゆるくオーバーで着るより、体のラインは出ない程度の細身シルエットを目指したい。ジーンズは紺でもいいけど、色落ちしてダメージがあるとなお良し。足元はコンバース、またはローファーでいきましょう。

着丈は長すぎてはダメで、フロントジッパーの起始部、もしくはそのちょい下くらいのスッキリ着丈がベスト。古着で買うとどうしても着丈長めの個体が多いので、そういう時はお直し店に持って行こう。あ、あと身幅にも気をつけるように。身幅は太くてもせめて50cm台後半までがいい。

おすすめブランドはラルフローレンは有名どころだから、 ここはL.L.Beanを推しておく。自分が持ってる2着もL.L.Beanだ。あとはバーバリアンとかもおすすめ。柄とサイズが気に入ればブランドはなんでもいいのだが、意外と「これは」と思えるものは少ないので、球数の多いブランドから探すのが楽だろう。

L.L.Bean。こいつは着丈が長いので1ボーダー分くらい短くしたい
ボタンは刻印入りのゴム製
肩パッチは無し。襟裏のホワイトがチラッと見えるのが良い。
同じくL.L.Bean。こっちは袖丈も長いので捲って着ているが、シルエットに変化が起きて良い。
ボタンはプラスチック製?
プリントタイプのロゴがお気に入り。
襟と肩パッチは同色のオックスフォード生地に切り替えられており、タフネスを感じる。
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