ダブルニーの無骨さとワイドパンツのゆるさ。
その両方を兼ね備えた【SUGERHILL】のclassic double knee denim pants(クラシックダブルニーデニムパンツ)をレビューしていきます。
【SUGERHILL】ってどんなブランド?
2016年スタートのブランド。デザイナーは林陸也氏で、ブランド名は氏がニューヨークファッション工科大学在学中に住んでいたシュガーヒル地区に由来する。ミリタリーやワークの無骨なアイテムを中性的な雰囲気にリビルドして展開。また、様々な工場とタッグを組み、素材や生地にこだわっているのも特徴。
個人的な偏見ではあるが、SUGERHILLのアイテムはアメカジ風のハードなカテゴリに分類されるものが多い。しかし、全体的にゆるい雰囲気に仕上げられていて、着やすいアイテムが多いのが特徴だ。
いわゆる「ゆるアメカジ」といった感じで、AURALEEとかcomoliとかのメジャーどころは避けたいけど、今風の服が着たいという欲求をちょうど良く満たしてくれるブランドなのだ。
【SUGERHILL】ダブルニー 購入した理由
購入した理由
購入した理由はシンプルに上の画像を見てカッコいいと思ったから。無骨なワイドストレートのダブルニーデニムを足首までロールアップして軽妙さを出している。合わせているアイテムも履きつぶしたコンバースとゆるめのチェックシャツでカジュアル全振り。一見野暮ったくなりそうなアイテムの集まりなのに、シュッとした印象になっているのがとても良い。
厳密に言えば上の画像はシーズンのルックではなく、sugerhillとunusedのコラボのルックで、今回買ったものとはステッチの色や生地が違うコラボモデルなのだ。だが、僕が主に惹かれたのはシルエットだったので、パターンは変わらないため、今回はインラインのものを購入することにした。(コラボの方はメルカリとか探しても全然ないので)
結果的には、今のところかなり気に入って履いている。ここ最近履いていたジーパンと言えば、誰もが想像するようなシンプルなものばかり履いていたので、デザインとパターンに特徴があるこのパンツを履くと「今っぽい服を着ているな」と新鮮な気持ちになる。
色落ち計画
しばらくは洗わずに履いてシワを定着させてから洗い→やり過ぎない程度のヒゲが付けば、その後はテキトーに洗っていこうかなと思っている。
この記事を書いてるのは5月なのでまだしばらくは履けるが、汗をかいてしまう夏には少し休んで、秋ごろから本格的に履いていこうと思う。
【SUGERHILL】ダブルニー ディテール
次は各部のディテールを見ていこう。
正面はむき出しのボタンフライとダブルニーで情報量が多い。トリプルステッチなのもそれに拍車をかけている。
一番の特徴のダブルニー。
ダブルニーってこれでもかってくらいのタフさがいいよね。パンツへの信頼感が増し増しになる。
しっかり耳付き
裏側はリベットが多く、時折それが肌に触れて冷たい笑
後ろもシンチバックとワイングラス型のポケット、むき出しのリベットなど、それなりに情報量が多い。
股部分はかなり可動域の広いパターンがとられている。
コインポケットもワイングラス型と芸が細かい。
【SUGERHILL】ダブルニー サイズ感
サイズ感
173cm60kg、普通体型で32インチを着用。
コインランドリーの乾燥機(高温)を50分×2回かけてガッツリ縮めている。
乾燥機をかけた後のサイズの変化はこんな感じ。
新品(32インチ) | 乾燥機1回目 | 乾燥機2回目 | |
ウエスト | 81cm | 77cm | 76.5cm |
わたり | 35cm | 35cm | 35cm |
股下 | 75cm | 73.3cm | 73cm |
裾幅 | 26.5cm | 25.5cm | 25cm |
ウエストは少し余裕ある程度でちょうど良い。
股下も大きな縮みはなく、折り返してジャストになるくらい。ワンロールで足首くらいまで捲れるようにしたかったけど、そこまで縮まなかったので、そのうち裾上げしようかと検討中。
自分の手持ちの服と比べていただくのがベストだが、おおよその目安として160cm台なら30インチ、170cm台なら32インチ、180cm台なら34インチで良いと思う。
あとはジャストで履くか、ゆるく履くか、好みに合わせて±1サイズしましょう。
【SUGERHILL】ダブルニー 履いてみた所感
履いてみた所感
パンツだけ見るとダブルニーのステッチが目立ってウエスタンっぽい印象がある。でも履いてみると全然そんなことはなく、むしろサイバーパンクっぽい世界観の工房の中で、スパナ片手に機械をいじってそうな無骨なやんちゃさがある。何を言ってんだと思われるかもしれないが、履くとそうなのよ。キャラで例えるとヒロアカの発目明のイメージ。
多分僕が裾をロールアップしてるのもそれに拍車をかけてるんだろうが、上がタンクトップだったりしたらまんまそんな感じになりそうである。
そんまだから、シルエットはドカッと太くてコーデを土台から支えるような安心感がある。なので実際着るときはトップスはちょい身幅細めくらいでAラインシルエットを作るのが良いのかなと思う。
ボタンフライがむき出しだから、あんまりタックインはしないだろう。ただでさえパンツ前面の情報量が多いので、タックインするとトゥーマッチな印象になってしまうだろう。
生地感
無骨なデザインに対して、生地感は比較的ツルっとしている。ほんの少し毛羽立っている程度のソリッドな質感である。乾燥機に2回かけてもレプリカデニムっぽい風合いが出てくることはなく、そのおかげで野暮ったくならずに履けるのが嬉しいポイントだ。
生地の緯糸は通常のデニムのような生成りではなく、カーキに染めたものを使用しており、実際に見てみても裏地がやや茶色が買って見える。ヴィンテージライクな色落ちを目指した仕様のため、今後の色落ちが楽しみである。
【SUGERHILL】クラシックダブルニーデニムパンツ まとめ
以上、シュガーヒルのクラシックダブルニーデニムパンツの紹介でした。
無骨さとゆるさ、両方兼ね備えた便利デニム。気になった人はぜひ検討してみてください。
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